通関士 合格体験記 I.Mさん 大阪市東成区 40代 女性
(1年目:通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース))
私の合格体験記
「合格までの最短コース」
貿易事務のステップアップになればと思い
2020年1月から独学で勉強をはじめ、
第55回の試験で一発合格する予定でした。
というのも2018年に独学で宅建士試験に一発合格し、
同じ法律系の国家試験で合格率も似ていたので
独学で十分だと高を括っていました。
第55回の通関士試験の為に勉強していた2020年は
コロナ禍でホテルが格安だったので一人勉強合宿を数回行い、
自信を持って試験に臨みました。
勉強時間は第56回の時と同じくらいだったと思います。
しかしながら結果は通関業法・関税法はだいたい55〜58%
通関業法は43%ほど。
宅建士と通関士の独学の違いはインターネット上の無料で視聴できる講座の有無でした。
宅建士は検索すれば豊富にヒットしますが、
通関士はほとんどありません。
通関士試験は独学では無理だと判断し
複数のスクールをネット検索しました。
クチコミで「内容がハイレベルで本試験のレベルを超えていることが多い、
講座自体難しいが最後までついていけたら高確率で合格できる」という投稿を見て
神戸大阪通関貿易研究社に決めました。
他にはご時世的にオンラインで授業が受けられること・自習室が使えることに魅力を感じました。
見学に行くと、
独学では無機質に感じられた輸出入の定義がイメージを膨らませて理解できました。
見学の短い時間でも明らかに独学の時よりも効率よく学習が進められると実感し、
数日中に申し込みました。(早期に申し込むと分割払いも選べるので大変助かりました。)
満を持して2月開始の早期スタートパーフェクトコースから受講。
先生は試験のことを熟知されているので、
この単元は重点的に学習するポイント・ここはあまり時間を割かない方がいい。
など素人では想像もできないノウハウを教えてくださいました。
講義の質は言うまでもなく、
定期的に行われるテストで多くの問題に触れることができたことが
本試験でも焦ることなく高得点で合格できた秘訣です。
また、テストは毎回受講番号と得点がホームページ上で発表され
上位をキープすることへのモチベーションとなりました。
(人見知りなので、積極的に声をかけることはできませんでしたが
上位の方を意識して毎日勉強に取り組みました。)
家に帰ると小学生と中学生の2人の子供がおり、
中学生には毎朝弁当を持たせているので
毎日朝5時に起きて弁当を作り、
5時半から仕事に出かける7時半まで講義の復習や問題集を解き
スキマ時間にはword holicという単語帳アプリの読み上げ機能を活用して
移動中に音で問題とその答えを何度も聞きました。
夜は20時から22時まで勉強していたので平日は3時間、
休みの日は自習室を活用して6時間は勉強しました。
なぜ飽きずに学習を続けられたのかというと、
どんなに勉強しても確認テストや合同確認テストでは100点を取れないからです。
10月2日の本試験では会場に着くと多くの受験生がいて一瞬ひるみましたが
先生が講義で
「出題者はもう受験生に時間を費やさせるしか落とす術がない」
というようなことを仰っていて、
自分の戦うべき相手は試験を作った出題者で
受験生は同志だと気持ちを切り替えました。
気持ちの切り替えができてリラックスできたのと、
問題が「先生は今年の問題予言してたのかな?」と錯覚するほど
見たことのあるもので波に乗ることができました。
神戸大阪通関貿易研究社で勉強してよかったと実感したのが3時間目の通関実務。
輸出申告書に15分、輸入申告書に30分。
輸入申告書は特にしっかり見直しをすることを決めて臨みました。
消費税の問題を見た瞬間、
また時間を使わせる作戦だと気づき
引っかからないように正確かつ迅速に解きました。
自信はありましたが、
試験が終わってから大手の解答速報で自己採点するまで不安でした。
通関実務の申告書問題や計算問題は何が起こるか分からないからです。
自動で採点してくれるサイトで解答を入力し、
結果が出る数秒がすごく長く感じました。
出てきた結果は以下のとおりでした。
通関業法 39点/45点満点
関税法等 46点/60点満点
通関実務 36点/45点満点
合計 121点/150点
そして、本日税関ホームページに受験番号が掲載されていました。
先生と自分を信じて勉強を続けることが合格までの最短コースでした。
本当にありがとうございました。
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